![]() 「人間的自由の条件」、文庫化(講談社学術文庫)されました。 近代は、 人間がはじめて「自由」な精神の国へ向かって歩み出した歴史的始発点であったが、 それはまだ長い道程の端緒についたばかりだといわねばならない。 もしわれわれが、 「近代社会」を人間の創造的活動の多様な承認ゲームへと推し進めることができるなら、 人間精神はその無限の本質を いっそう豊かに発現してゆくにちがいない。 (本文より) 「超解読!はじめてのヘーゲル『精神現象学』」が刊行されました。 ![]() すでに2007年に、われわれ(以下西・竹田のこと)は、『完全解読ヘーゲル『精神現象学』』(講談社メチエ)を出した。(2010年には『完全解読カント『純粋理性批判』』)。超難解で鳴る主要な哲学書を一般の読者が理解できるように徹底的に解読する、というのが趣旨だったが、この完全解読シリーズでさえ、なお難渋という声を多く聞いた。哲学の貴重な富を一般の人びとに知ってもらいたい、というのはわれわれの長年の思いだったので、ふたりで相談の結果、では、もういちどさらに徹底的に読み砕こうということになった。これがその「超解読シリーズ」の第一弾である。 「完全解読」と「超解読」の棲み分けは、前者は、もちろん好学の士にはそれ自体でも読み進められるが、原テクスト(独文・訳文)の解読のためのリファレンスとしても利用できると思う。後者は、ほとんど予備知識なしでも『精神現象学』の独自のストーリーを追えるように、と配慮している。 (「あとがき」より) 「恋愛論」、文庫化されました(ちくま学芸文庫) ![]() こちらが「完全解読 カント『純粋理性批判』」(講談社選書メチエ)です。 ![]() 本書は「完全解読ヘーゲル『精神現象学』」に続く完全解読シリーズの二冊目にあたる。…… これまで哲学に近づかなかった一般の読者に、もっと身近な仕方で哲学の扉を開いてもらいたいということ。そして、哲学に対してやや壁を感じていた若い世代に、新しい時代を拓くための大きな武器としてこれを利用してもらいたいということ、この二つが著者の望みである。 いま、近代の社会の功罪は明瞭である、それははじめて人間に広範な自由を与えたが、同時に万人を、そして人間の生活の一切を、欲望競争の不合理な渦の中に巻き込んでいる。マルクス主義やポストモダン主義は、これに対抗しようとする大きな思想の潮流だったが、いまやその限界効用に達してしまった。 人間と社会について根本的に新しい展望と構想が拓かれるべき時代が来ているのだ。そしてその課題を引き受けるのはつねに新しい世代である。さまざまな古い叡智とともに、近代についての基本構想として現われた西洋哲学再理解が、いまなによりも重要なものとなっている。カントから始めよう、とわたしは言いたい。 (「はじめに」より) 完全解読、記念すべき第1弾 「完全解読ヘーゲル『精神現象学』」(講談社メチエ)
人だれしもが抱く「ほんとうの生き方」への憧れは、 近代において、どのようなかたちをとりうるか。 魂の通じ合いとしての恋愛。 社会変革を目指す革命。 道徳的生き方、芸術と学問による自己表現 − 『精神現象学』は、近代社会における人間の生と社会の在り方の「可能性」を、 深く洞察した希有の書だ。 難解で鳴るヘーゲルの文章を徹底的に解読し、 これまでになく平易かつ明快な言葉で、 思想の新たな可能性を開く。 (未改定稿)一部特別公開 (contents) はじめに 緒論 自己意識より「主奴論」 意識章(西研さんのHPへ) 「僕の 哲学? ノート」加藤典洋 第一部 竹田青嗣「現象学入門」 第二部 茂木健一郎「心を生み出す脳のシステムーー「私」というミステリー」 ![]() 2008年度著作リスト![]() 09年度 朝日カルチャーセンターNHK文化センター町田教室 ![]() (草場書房「洪水」第2号より) 「音楽、生を貫くエロスの穂 陽水について」 (京都日本作業行動研究会大会での講演より) 「実践の原理としての現象学」
椙山女学園講演「哲学する感動―自分を知るための哲学入門」 ポストモダン思想は終わったのか? BOOKアサヒコム
インタビュー近代社会・資本主義再考 >>前編 >>後編 対談:夏目房之介(漫画評論家)×竹田青嗣
![]() ヘーゲル『精神現象学』 |
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